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長崎県にてドクターヘリの導入に向けた訓練が始まる

先日、長崎県にてドクターヘリの導入に向けた本格的な訓練が開始されました。
 長崎県は、大小約600の島々をもつ全国一の離島県であり、大きく5つの島群、対馬島、壱岐島、平戸諸島、西彼諸島、五島列島に分けられ、現在59の有人島が有ります。その地理的に不利な条件にある離島の救急患者にとって、今までは「転院患者搬送」(年間約200件)のみが行われていたのに対して、今後、ドクターヘリの導入は待ち望まれるところであるでしょう。
 長崎県では、圏内唯一の救命救急センターである独立行政法人国立病院機構長崎医療センターに平成17年3月にヘリポートが開設され、また、従来、国庫補助の対象が「救命救急センターが実施するドクターヘリ」に限定されていたため、補助が受けられなかったという問題がありましたが、今度提出される予定である法案には「県が実施するドクターヘリ」も国庫補助の対象とすることが盛り込まれる予定となったので、国立長崎医療センターを中心に県としてドクターヘリ事業を行うことを計画し、平成18年12月運行に向けて動き出したところです。
今度の法改正が、ドクターヘリの全国配備に向けての後押しとなることは確実であり、いまだにドクターヘリが導入されていない地域においてもこのような動きが活発になることでしょう。

2006年11月16日



『長崎県◎ドクターヘリ訓練開始 九州で2カ所目12月導入を前に 対馬など10カ所で』
(2006.11.08 西日本新聞) 

 ヘリコプターに医師を乗せて救急医療現場に向かう「ドクターヘリ」が十二月から独立行政法人国立病院機構長崎医療センター(大村市)を拠点に本格運航を始めるのに先立ち、県内各地で実地訓練が始まった。
 「空飛ぶ救命室」とも呼ばれるドクターヘリが配備されるのは全国で十一カ所目、九州では久留米大病院に次ぎ二カ所目。消防機関からの出動要請に応じて医師、看護師、救急救命士を乗せて現場へ急行し、応急措置を施して病院へ搬送する。
 医師と救急隊員との連携を円滑にするための実地訓練は六日から二十七日まで県内十カ所の消防局、消防本部を対象に実施。初日は対馬市の対馬空港であり、市消防本部職員三十人と同センター救命救急センター長の高山隼人医師ら五人が参加し、救急車で運ばれた模擬患者を機内に収容するまでの段取りを確認した。
 過疎地で専門病院が少ない離島は、重篤患者が発生した場合の患者転送を、主に海上自衛隊のヘリに頼っていた。ドクターヘリ導入で、離島住民にとってはヘリ要請の選択肢が増えた。
 対馬市消防本部の永留正司警防課長は「時間短縮が可能となり、尊い命を救うことにつながるはずだ。島内の学校など四十六カ所を緊急の離着陸場所とすることも検討している」と話した。

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◆参考リンク
救急ヘリ病院ネットワーク(HEM−Net)
http://business3.plala.or.jp/hem-net/
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